STORY

日本の心に
後押しされた、開発

日本の心に
後押しされた、開発

「くせ毛を解消したい」

世の中にはくせ毛を解消するための
様々な手段はあれど、
どれも髪に対してダメージを
強いるものばかりでした。

極力優しく、そして効果があるものを。
くせ毛用の「ケアストレートブラシ」から
ストレーニアの開発はスタートしました。

相反する要求を満たすために早くも開発は
困難をきわめました。

くせを伸ばすためには、
物理的に毛束を伸ばす必要がある。
効果的に伸ばすためには、
狭い空間に毛束を入れる必要がある。

様々な試作品を作る中で
思うようなものは作れず、
開発は一時凍結。

時は経ち、京都の旅で
偶然出会った「枯山水」。
そこには水を用いず、
石や砂で描かれた山水の流れを表現した、
日本ならではの“侘び寂び”の空間が
表現されていました。

枯山水に様々な模様はあれど、
解釈や意味については
個人に委ねられているといいます。
その広い空間に表現された、
うねりの形状と石を避ける曲線、
そして合間に見える直線の流れから、
髪の流れを想起しました。

広い空間から毛束を入れ、
整然と揃った空間を通す。

止まっていた開発が再開した瞬間でした。

枯山水に様々な模様はあれど、
解釈や意味については
個人に委ねられているといいます。
その広い空間に表現された、
うねりの形状と石を避ける曲線、
そして合間に見える直線の流れから、
髪の流れを想起しました。

広い空間から毛束を入れ、
整然と揃った空間を通す。

止まっていた開発が再開した瞬間でした。

製品の開発には、
太古より進化し続けてきた
生物の歴史的産物を模倣し活用する、
「生体模範」なる手法がありますが、
枯山水から着想を得て誕生した
「ケアストレートブラシ」の開発は、
日本独自の“侘び寂び”を
表現する手法から生まれた、
「感性模範」と言えます。
美意識、静けさ、質素さ。
そしてその中に潜む芯の強さは、
理想を追い求める全ての方に、
本来の自分を大切にしながらも
悩みに立ち向かう力となる事への
思いも込めています。